webライティングを始めてみたいと思ったら、まずは基本から学びたいと考える方が多いのではないでしょうか。基本を既に知っていることを前提に、応用する技術について書かれた記事は少なくないですが、こちらの記事では、ライティングを始めるにあたって最初に覚えておくべき基礎を紹介していきます。基本ができると、どんな内容の文章でもわかりやすく書くことができますよ。
書く前の基本|ペルソナの設定
webライティングにおけるペルソナとは、「該当のサイトを訪れる主なユーザーの人物像」のことです。例えば年齢肌化粧品について書くのであれば「お肌の状態を気にし始めた30代後半以上の女性」など、できるだけ細かくペルソナを設定することで、記事やサイトの構成をどのような方向で作っていくか明確な指針となってくれます。
ペルソナを設定しないまま記事を書いてしまうと、その記事の主なユーザーである人たちにとっては情報が多くなりすぎてしまうことがあります。だれしも時間は有効に使いたいものなので、自分が得たいもの以外の情報や前置きばかりが続く記事は、避けられてしまうことがほとんどでしょう。
そのため、記事を作成する前のペルソナ設定はとても重要です。しかし、記事を作る側の思い込みで読み手の幅を限定してしまう可能性もあるので、ペルソナの設定は特に慎重に行っていく必要があります。先に挙げた例で見ると、年齢肌化粧品の購入を考えている30・40代以降の女性の中には「シミやシワで悩む人」もいれば、「お肌の乾燥で悩む人」もおり、人によって様々なタイプのお悩みが想定されます。
その場合はシワへのアプローチ方法をメインに書くのか、乾燥へのアプローチ方法をメインに書くのかによって、ペルソナで設定するユーザーの人物像、つまりは記事のターゲットも変わってきます。ペルソナを設定する時は商品の性質や購入者のメイン層などをしっかりと調査して、商品毎に適切な人物像を考えていくことを心掛けましょう。
webライティングの基本|検索を意識したタイトル
検索サイトでキーワード検索をすると、検索した内容が含まれた記事やサイトが表示されます。このとき、記事の先頭にくるのはその記事のタイトルであり、見出し部分も本文部分より目立って表示されます。そのため、タイトルや見出しに検索されやすいキーワードを含めた方が、より上位表示を狙いやすくなります。
しかし、如何にタイトルや見出しが目立っていても、記事本文との内容が一致していないものは読んでもらえません。記事を作成するときは重要なキーワードを含みつつ、きちんと記事全体の内容に則したタイトルをつけることが大切です。
また、どんな内容の記事か一目でわかるようにすると、記事を読み込んでくれる可能性が高まります。タイトル、見出しに具体的な数字や本文の内容を組み込んで先に結論を出してあげる方が、読み手側にとっては検索サイト上でも記事サイトにおいても判読しやすいからです。
そうするとタイトルが長くて読みにくくなってしまうこともありますが、その場合はタイトルや見出しを「?」や「!」を使って2つのパートに分けてみましょう。例えば、「1日で最高50匹も魚が釣れる人気のルアーの口コミをまとめました」というタイトルであれば、「1日50匹も釣れる!人気のルアー口コミまとめ」と変えると、目に留まりやすくユーザーから分かりやすくなります。
また、見出しは「~についての解決策」や「~のメリット・デメリット」というように、この項目を読むと何が分かるのかをしっかりと提示してあげるのも良いでしょう。タイトルや見出しがキチンと設定できていれば、書き手側も記事の作成がしやすいですし、webライティングはまず記事の骨組みであるタイトルや見出しから先に考えるのが、基本かつ効果的なやり方です。
初心者でもこれさえ押さえればOK|読みやすい文章にする
webライター、特に初心者であれば、どのような記事構成で書けば良い記事にすることができるか悩むことでしょう。そこでどのような記事が読者をひきつけることができるか考えてみましょう。
web記事を検索し閲覧する読者は、自分の調べたい事柄の結論を早く見つけることができる記事に魅力を感じます。そのため、web記事では結論を先に書く構成がよくとられます。まず真っ先に読者が知りたい情報を伝え、その理由や概要について説明していく方が、全体を通して読んでみたくなる記事になるのです。
また、記事の内容には、結論を導き出すに至った経緯やデーターの分析結果等の詳細な内容を記載することも重要です。webライティングで大切なことは、事実に基づいた正確な記事であることで、基本的には文章の終わりは言い切る文章であることが求められることが多いです。
ご自身の体験談等の場合には、ご自身の考え方で記事構成を考えることができるため、文章の終わり方も「思います」といったものでもかまいませんが、事実を伝える記事の場合は「です。」や「ます。」で終わらせるように意識しましょう。ただし、医療や美容に関する内容など、そもそも「絶対」という概念が存在しない場合は、読者に誤読させてしまわないように慎重に書いていくようにしましょう。
これからwebライティングを始める方は、これらのことを意識して記事を作成することが大切です。
基本を押さえるだけで文章は魅力的に
webライティングの基本を紹介してきましたが、これらの基本を順守することでライターとしての第一歩を踏み出すことができます。こののちには、実際にライティングをしてみて出来上がった文章を見直したり、リライトしたりして実力を伸ばしていきましょう。