Web広告は今やプロモーションを行う上で欠かせないものですが、そもそもWeb広告にはどのような種類があるのでしょうか。これから打ち出そうと考えている人にとってはたくさんあって混乱してしまうかもしれません。
そこで今回は、そんなWeb広告の種類とそれぞれの詳細を説明することでその特性を示していきます。
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リスティング広告|最も一般的な広告手法
Webマーケティングの中でも最も一般的な広告手法として広く利用されているのがリスティング広告です。リスティング広告とは検索に連動する広告のことで、特定の単語に対して料金を支払い、その単語の検索結果ページの上位に広告を表示させることで高い広告効果を狙うものです。
広告手法としてリスティング広告を選択するメリットは、検索する=少なからず興味をもっているユーザーに対して個別に広告を展開できることです。関連性の強い単語を指定しておくことで、強い興味を抱いているであろうユーザーに対し的確に広告を届けることが可能になります。
たとえば自動車に関心を持たない層に自動車の広告を打ち出しても広告の質や量とは関係なく効果はあまり期待できません。「新車」など関連性の強い単語を対象に指定することで確実に自動車に興味を持つ人に広告を届けられます。
リスティング広告のデメリットは広告展開に限界があることです。 リスティング広告の対象は特定のキーワードを検索した人に絞られるので不特定多数を対象にした広告には不向きです。すでに興味を持っていることが確実な顕在需要には広告効果が期待できますが、興味を持っていない層に広告が届かないため、潜在的な需要を掘り起こす効果はほとんど期待できません。
アフィリエイト広告|リスクを抑えた運用が可能
アフィリエイトとはブログなどに商品の広告などを設置し、ブログを訪問した人がその商品に興味を持ち広告をクリック、または購入までに至った場合に発生する収入のことをいいます。
アフィリエイトのメリットはとにかく初期費用をかけなくてもいいということです。無料のブログやサイトから始めることもでき、慣れてきたら大きな収入を得られるように費用をかけて運営をしてしていけばいいという、安心安全なネットビジネスです。
ブログやサイトに広告を設置しておくだけで勝手に収入が入ってくるような仕組みだと考えると、不労所得に近いので時間に余裕がない人でもアフィリエイトはオススメだといえます。ただ、アフィリエイト広告は成果を得るまでに時間がかかってしまうということが難点です。
まずはブログに足を運んでもらえるような内容の記事を書いて人気ブロガーにならなくては成果報酬が出ることは少ないといえます。誰もが人気ブログを運営するというのは非常に難しいため、つまりはアフィリエイト広告を設置したすべての人が稼げるわけではないのです。
成果を出すまでモチベーションを維持して頑張ることができるという人はアフィリエイトをお勧めします。何れにせよアフィリエイトは無料で始められますので一度試してみてもいいかもしれません。
DSP広告|アプローチ相手を細かく設定できる
DSPはDemand-Side Platformの略称で、広告主側がインターネット上の広告効果を最適かつ最大に図るプラットフォームです。
DSP広告は複数のアドネットワーク(広告を載せることができるサイトを多く集めたネットワーク)を横断して配信や管理ができます。 メリットは、出稿の手間をかけずに効率よく複数の媒体に宣伝できる、特定の興味や属性を持つユーザーに絞った配信ができることが挙げられます。
従来のインターネット上の広告は、広告主が指定した媒体に広告を配信していたので、出稿に手間がかかるといった欠点がありました。DSPはSSP(Supply-Side Platform : 広告枠を提供する側が収益を最適化したプラットフォーム)と連携して、Webサイトにアクセスした時に広告表示された(インプレッション)数から、各種DSPに対してリアルタイム入札(RTB)を瞬時に行います。
そして、RTBで最高額を提示したDSPを決めてから、媒体に広告主の情報を伝えてから配信します。広告主は主に配信したいターゲット・予算設定を行い、後はDSPが一連の処理を行うので、手間を省けます。
さらに従来の広告では不特定多数を対象に配信していましたが、インプレッションから得られるユーザー情報(性別・年代・興味等)と広告主がアプローチ相手を細かく設定した条件とのマッチングをDSPが行うので、ユーザーの対象を絞り込んだ広告を配信できます。
又、アプローチするターゲット層の条件は設定条件そのものだけでなく、類似した動きをする人まで範囲を広げることもできます。 デメリットは、DSPによってアルゴリズムが異なり、配信メディアのジャンルやターゲット相手が異なってしまうことがあるのと、初期費用・手数料を別途必要とするところがあります。これらを確認した上でDSPを選定する必要があります。
まとめ:現状に合うWeb広告について深堀りしよう
ここまで、Web広告について大きく3つのパターンに分けて紹介してきました。
たとえば、Web広告の掲載を考えている場合にも、どんな効果を期待するのか、どこに向けて発信したいのか、費用はどの程度か、という事で使用すべきWeb広告の媒体は変化します。目的に見合ったWeb広告をチョイスしましょう。