SNSマーケティングは、近年急速に注目度が加速しています。SNSを上手に利用して集客を増やしたり、認知度を上げたりすることに成功している企業はいくつも存在します。
そこで、今回はSNSマーケティングについて、実際に成功した事例を紹介していきます。
これから始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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SNSマーケティングの注目度が強まった理由
年々SNSマーケティングの注目度は加速していっています。その理由はいくつもありますが、当然ながらSNS自体が普及し続けていることが大きいです。
SNSというと若年層が限定的に利用しているイメージを持っている方もまだいるかもしれませんが、既にそうではなくなっています。老若男女を問わず利用者が増えているため、普及は拡大の一途をたどっていると分析できます。
マーケティングの目的が市場の拡大であるならば、多くの人が日常的に気軽に触れているSNSが注目されるのは至極当然の流れです。多くの人にアプローチするのがマーケティングのベースですから、利用者が多くなったSNSは絶好のターゲットなのです。そしてマーケティングを行うには好機というものがありますが、これだけ利用者が増えた今はまさにSNSマーケティングの好機。つまり今行えば、十分な効果が得られる可能性が高いということです。
この好機がいつまで続くのかはわかりませんが、未来永劫ずっと続くとは限りません。つまり機が熟している今こそ行うメリットがあるのです。この好機を逃さないため、SNSマーケティングは急速に進められています。
SNSマーケティング事例①|Twitter
Twitterにおけるマーケティングのメリットは、下記が挙げられます。
1)企業の認知度が上がる
2)Twitterユーザーと直接コミュニケーションが取れる
3)広告利用で新たな顧客を開拓できる
デメリットは炎上によるイメージダウンが他のSNSより高い点です。Twitterは若者の利用が多く、タイムリーな発信による拡散に強みがあるからです。
たとえば口コミのツイートがリツイートによって瞬く間に知れ渡れば、企業の認知度が上がります。実際に口コミツイートによって、売り上げが伸びた企業もあります。又、ユーザーと直接コミュニケーションが取れるメリットを生かして、企業のファン(フォロワー)にタイムリーにお得な情報を出す事で、早く知りたい人を増やすこと、つまり顧客獲得に繋げることができます。
企業アカウントに直接メンションするユーザーも少なくなく、そのあとの返信が面白いと企業のイメージ向上にも繋がります。 また、Twitterは広告利用が可能なので、目的に応じたキャンペーン(企業のフォロワーを増やす目的ならフォローしてくれた方に特典があるキャンペーン、webサイトへのアクセス数を増やす目的ならwebサイトに誘導するキャンペーン等)を流すことができます。
この時、特定のユーザー層を抽出してターゲティングする事ができるので、新たな顧客を獲得するだけでなく見込み顧客を囲い込むことも可能です。Twitterは匿名の拡散が大きいので、モラルに反する内容を書き込むと炎上によるイメージダウンに至るケースが多いです。もちろん企業アカウントであれば投稿の際に重々気を付けるところだとは思いますが、文字数制限があるため伝えたいことを短い言葉でまとめると、思わぬ解釈をされてしまうこともあるので念頭に置いておくとよいでしょう。特にユーザーと直接コミュニケーションするときは即座に返信してしまうこともあるので、より細心の注意が必要です。
Twitterによるマーケティングで成功した実例として井村屋株式会社があります。代表的な商品であるあずきバーが固いという声に対して、あずきバー専用のかき氷器を開発し、そのことをTwitterで告知したら、約20000件のリツイート・約17000件のいいねが得られました。
SNSマーケティング事例②|Instagram
Instagramにおけるマーケティングのメリットは下記のとおりです。
1)商品の紹介を手軽に発信できる
2)企業のブランディングを高めやすい
また、良くないところは活用できる業種とできない業種がある点です。
Instagramは元来写真を通じて不特定多数の人達との繋がりが持てるSNSです。その為、商品・サービス画像の投稿だけでアピールできます。特にきれい・かわいい・おしゃれといった視覚を通してアピールできるものには絶大な効果があります。
Instagramにはショッピング機能があるので、投稿にURLを入れなくても、また、もちろん投稿を見たユーザーに別途検索してもらわなくても、直接販売サイトに飛ばす事ができます。これによって新規顧客を獲得しやすくなります。企業にとってはInstagramは独自の世界観や魅力を直接ユーザーに伝えやすいアプリなので、ブランディングをしながらコンバージョンにも繋がるといえます。
しかし画像がメインのSNSなので、業界や企業によっては向き不向きが生じてしまいます。たとえば観光・ホテル・飲食店・ファッション・化粧品は視覚を通じてアピールしやすいですが、金融・ITソフトウエアのように画像で伝えにくい業界にとっては訴求が難しいかもしれません。
Instagramによるマーケティング事例として資生堂を取り上げます。資生堂は国内化粧品メーカーの中でもトップクラスの認知度、売り上げを誇る企業ですが、シンプルな画像で見やすくしたり、英語表記での投稿を行うことで、海外を視野に入れた商品のアピールを行ったり、自社の目的とブランディングを意識した投稿を行っています。
SNSマーケティング事例③|Facebook
Facebookにおけるマーケティングのメリットは下記のとおりです。
1)文字数制限がないため伝えたいことを過不足なく発信できる
2)ユーザーを取り込んでイベントの企画ができる
たとえばコーセーのフェイスブックページは、ほかの化粧品会社と比べてもイベント情報、スキンケアのハウツー動画が多いように見受けます。ユーザー参加型の投稿やイベントを行うと、ユーザーは新商品だけでなく、たとえばすぐに実践可能な美容知識などが得られるため、閲覧頻度を高めることにつながります。
また、コーセーはかわいいキャラクターやイラスト使った親しみやすいデザインの投稿が多いのも特徴で、ユーザーに抵抗や不快感なく投稿を見せた上で、イベント参加権などを商品購入に付加させてリピート顧客を増やしています。
なお、ユーザーにコメントを求めるような投稿は顧客に近しい存在だという認識を生み、信頼につなげることができます。コメントやいいね数など反応が大きいほどソーシャルメディアからの被リンクも多くつくため、検索結果で上位になりやすいです。
ほかには有名ブロガーなどインフルエンサーに商品について実況する動画などを投稿してもらうことでユーザーの支持を集めることもできます。
その他のSNSマーケティングの事例紹介|LINEなど
LINEスタンプはLINEユーザーであれば少なくとも一度は使ったことがあるという方が多数だと思いますが、この機能を使うことによって、コミカルに感情や状況を表現できるため、話し相手とのコミュニケーションが円滑になり、会話に花を添えることができます。
このLINEのスタンプ機能を上手にマーケティングに取り入れることで、より自然な形で多くの人々に企業や商品を認識してもらえます。 例えば、スタンプに描かれている対象が企業を象徴するキャラクターだったり、商品だったりした場合、スタンプを購入した利用者が実際にトーク画面で使ってみると、それを見た聞き手は、自然な形で企業や商品を認識するでしょう。 友人、恋人、夫婦等親しい者同士で楽しい時間を過ごしているときに描画されるスタンプは、企業キャラクターや商品を感情と共に強く脳に記憶させます。
これによってもたらされる宣伝効果は非常に大きく、現在では多くの有名企業がLINEスタンプを提供しています。 マーケティングとしてこれ程優れた機能はありません。このスタンプ機能を使えば、より多くの人々に企業や商品を理解してもらうことが可能になります。
スタンプはクリエイターズスタンプとスポンサードスタンプと2種類に分かれています。 クリエイターズスタンプは誰でも簡単に作成可能です。 スポンサードスタンプはLINE公式アカウントを保持していなければユーザーに提供できません。クリエイターズスタンプに比べると少々扱いが難しいですが、企業が公式に提供するものなので信頼性が高い方がおすすめです。 LINEスタンプを上手にマーケティングに利用すれば、低いコストで大きな宣伝効果が得られます。
まとめ:SNSで潜在顧客にアプローチしよう
SNSマーケティングの成功事例について様々紹介をしてきました。SNSはその物事に興味のない人や、自ら調べるほどでもないが気になっているという人に対して積極的にアプローチができる手段です。
可能性を秘めた潜在顧客たちに対して、積極的にアプローチしていきましょう。