「Webマーケティングって実際どういうことをする仕事なんだろう?」そう思っている方も少なくないかもしれません。近年、加速して市場規模を広げているWebマーケティング。
実は資格がなくてもだれでも始められるということで興味を持っている方もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、そんなWebマーケターについて、実際どんな仕事をするのかという事を紹介していきます。
Webマーケティングについて押さえるべきポイントをしっかり学んでいきましょう。
集客アップへ導く|SEO系と広告系に分かれる
Webマーケティングの仕事内容のひとつにはサイトの集客力アップがあります。
そのために用いられる主な業務が検索エンジンへの最適化(SEO)とリスティング広告です。どちらも検索エンジンに関連していますが内容は異なりますので、それぞれどういったメリットとデメリットがあるのか紹介していきます。
最初はSEOから解説します。 SEOの目的はGoogleやYahooの検索結果の上位にあなたのサイトを表示させることです。
上位表示されることで見られる回数も増えるので、検索ユーザーがあなたのサイトをクリックする可能性が飛躍的に高まります。SEOのメリットはリスティング広告に比べてコストが低いことです。
デメリットは効果が出るまで時間が必要な場合があることです。取り組み始めて数ヶ月経っても目立った効果が現れないことも珍しくありません。
一方、リスティング広告は即座に集客効果を出してくれます。リスティング広告とはGoogleやYahooと契約して検索結果ページのトップに表示させる広告のことです。
検索ユーザーが入力したキーワードが契約したワードであれば、ページの目立つところに広告が表示されます。 広告を契約した時点からユーザーがあなたのサイトに流入し始めるので、短期間に集中して集客したいケースで利用するとより効果的です。
しかしデメリットとして広告費が高騰しやすい点があるので注意しましょう。 ユーザーが広告をクリックする度に広告費を課金される仕組みになっています。 中長期的に集客したい場合はSEO対策の仕方を考え直す必要があります。
情報の解析|アクセスやアナリティクスなど
Webマーケティングの仕事の一つにアクセス解析・アナリティクスというものがあります。
様々な分析方法やソフトウェアを駆使して、過去・現在のデータから将来的に何が起こるかを予測することを指します。例としては「当該サイトの訪問者数」や「サイトに訪れた経路」、「訪問者の使用端末」などといった情報からアクセス情報を読み解いていきます。
これらの情報を集めて分析することでサイト作りに役立てたり、どこに広告を打てば効果的なのかを知ることができるのです。また、アナリティクスには大きく分けて4つの種類があります。
その一つ、「記述的アナリティクス」は過去のデータを集めて分析することで、それを基に原因を究明するのが「診断的アナリティクス」と呼ばれます。この2つのアナリティクスは専用のソフトウェアを使用すれば簡単に導き出すことができるので、経験の浅い人でも比較的取り組みやすいといえます。
残り二つである「予測的アナリティクス」と「処方的アナリティクス」はそれぞれ過去と現在のデータから、今後起こり得ることを予測して適切な対応をすることなので、ある程度の知識と経験が必要となります。
この二つに関してもソフトウェアが自動で分析・考察してくれるのですが、実際に最終的な決断を下すのは人間なのです。過去・現在・未来における客観的なデータを参考にして次の予測ができるということは、Webマーケティングを成功に導くための重要なファクターでありスキルの一つといえます。
再度訪れるような施策|SNSなどでのつながり
現在のWebマーケティングにおいて、SNSの利用は効果的です。SNSは多数の人が利用しており、様々なニーズや思考を持つ人が参加しています。ユーザー層は老若男女幅広く、手軽に本音をつぶやけるツールであるため、他に与える影響も大きいです。
TwitterのリツイートやFacebookのシェア機能が活用されることで、良質の投稿や面白いつぶやき、役立つ情報は瞬く間に拡散されやすくなっています。また、SNSはコミュニティを作りやすいツールでもあり、このような特徴を活用すればマーケティングに大きく役立ちます。
リプライやダイレクトメッセージを通じて個人とのやり取りも可能です。メールで質問するのは億劫に感じても、SNSアプリ上でリプライやダイレクトメッセージなどでやりとりすることには抵抗がないユーザーが多いため、気楽に利用できる点もメリットです。
個人同士のやり取りのように感じさせるため、ビジネス色を消すことができるという心理的メリットもあります。このように個人や集団に働きかけることで、新規顧客の開拓につながる可能性があるのはもちろんですが、リピーターの獲得にも大きな貢献が期待できます。
当たり前ですが、Webマーケティングの担当者は新規顧客だけでなくリピーターの獲得方法についてしっかり考えることも仕事上の重要な部分です。自社の商品やサービスを既に経験した人に次回もまた購入してもらえるよう導くことで、安定した売上につなげられます。
リピーター獲得のためにはSNSを利用して顧客と頻繁にやり取りすることが有効です。また、既存顧客やSNSのフォロワーなどに対して、自社のメルマガやLINE@の登録、ブログの読者登録などを促すことも重要でしょう。顧客の囲い込みを行うことでさらに関係を深めていくことができます。
仕事内容に知識は必要だが資格は必要なし
以上のことからWebマーケティングはネット上での集客によって広告収入を得ることにあります。この仕事は専門の知識こそ必要ですが、どれも学べば覚えられることばかりで資格などは必要ありません。
努力次第でどんな人でも始められるこの仕事は、多くの人に興味を持たれています。実際に始めるにあたって大きな資金も必要ありません。気になる人は、まずは試しにWebマーケティングを始めてみましょう。